毒母 毒親 

毒母の娘たまこのブログ

大人になっても毒母に苦しむ人を助けたい、たまこです。

毒親とは子供へのリスペクトがない親のこと。

こんばんは。

たまこです。

 

f:id:Poisonmotherchildtamaco:20200811002049j:plain

↑ 8月の太陽

8月は、終戦の日を控えて、

戦争を振り返る番組やイベントが多数企画されます。

 

昨日は尊敬するラジオパーソナリティ

ジョンカビラさんが、お父様の川平朝清さんに、

終戦前後の沖縄の様子をインタビューする番組の再放送を拝聴しました。

ギャラクシー賞の大賞を受賞されたJWAVEの番組です。

https://news.allabout.co.jp/articles/p/000000699.000025404/

いつもの素晴らしく響く温かい声で、

90歳を超えていらっしゃるお父様へのインタビュー。

しみじみ聴き入りました。

印象的だったのは、お父様も素敵なお声で、

かつ、お年を召していらっしゃるとは思えない明瞭明快なお話しぶりだったこと、

そして、息子のカビラさんが毎週金曜日のJWAVEの番組エンディングで、PEACEと仰っていることを何より嬉しいとコメントされたこと。

率直に、私にはない体験だと感じました。

素敵な親子に、胸を打たれました。

お父様が息子をリスペクトしているからです。

 

互いにリスペクトし合える関係に憧れます。

勝間和代さんが、どんな相手でも、自分とは異なる人生を歩んで来ているのだから、必ず参考になることがあると仰っていましたが、

本当にその通りです。

リスペクトとは、そんな風に他者に関心を寄せることです。

 

相手に対するリスペクトの有無が、

そのコミュニティの空気感をガラリと変えてしまいます。

家族も同じです。

リスペクトがない家族は、心が通い合うことがなく、そもそもコミュニティが成り立ちません。

リスペクトがないということは、他者への関心がないということだからです。

 

先日、有名なサッカー選手が、若者が自殺したくなるような世の中を変えようとツイートしたところ、そんな事は自分には関係がない、自殺する権利もある、などとコメントしている方がいて、なんと寂しい、冷たい、生きにくい世の中なんだろうと感じました。

授かった尊い命を、自ら絶たずにはいられないとは、どれだけ苦しいことでしょう。

自殺が当たり前の世の中が良いはずがありません。

互いにリスペクトして、相手に興味を持って、話し合うことができたら、死にたいと感じる人が減るはずです。

 

もう一つ、コロナ禍で雇い止めにあい、職を失った人々が、生活に困窮する事態が起きています。会社経営も、人が集まって初めて成立する婚礼やセミナー、イベント会場やライブハウス、劇場など、業種によっては大きな打撃を受けています。

格差が開いているこのような事態において、国が援助をすべきではないかとの議論がラジオで展開されていました。

リスナーから、困窮するのは若い時に頑張らなかったツケだ、自己責任だ、という意見が寄せられ、前述の自殺の話同様、なんと寂しい、冷たい見解なのかと感じました。

努力していないから困窮したのではありません。

努力してきたにもかかわらず、困窮する羽目になったのです。

その方だって、いつどこで勤務先が倒産したり、解雇されたり、あるいは不慮の事故に巻き込まれたりするかわかりません。

ですから、お互い様なんです。

自己責任だ、怠けてきた罰だと言われたら、どんな気持ちがすることでしょう。

リスペクトの気持ちがあるからこそ、相手の見えない努力に気づき、共感できる可能性があるのです。

 

リスペクトは、優しさでもあります。

年上だとか年下だとか、親だとか子供だとか、年齢や立場に関係なく、相互にリスペクトするコミュニティは、温かく居心地が良いことでしょう。

カビラさんはそのようなご家庭で育ったのです。

全ての家庭が、こんなに温かい家庭ならどんなに良いでしょう。

川平朝清さんが、ラジオだからとは言え、カビラさんと敬語で話されているのも素敵でした。

 

毒親育ちはリスペクトされる体験が少ない反面、親以外の他人を簡単にリスペクトする傾向があります。

自分が最低だと思っているため、自分以外のものは余程でない限り、自分以上だという思い込みがあるからです。

辛くて毎晩枕を濡らしていた中学時代の話をした時に、そんな事はよくある事だと全く相手にされなかったことを思い出しますが、これもリスペクトがないことの一種です。

そういう相手との関係は長続きしませんし、する意味もありません。

私に関心がないからです。

それなのに、その方が有名人だからとか、本を出版しているからとかを理由に、自分の感情を無視して、そんなものかな、と言われた通りに信じてしまいます。

一蹴されて然るべき体験なんだと、素直に受け入れてしまいます。

でも、それは間違いでした。

どんな時も、自分がどう感じているのかを最優先とすべきでした。

 

子供の人権といわれますが、人権を守るというのはその子供をリスペクトすることにほかなりません。

毒親家庭には子供の人権がありません。

毒親育ちで体験した苦しみを、他の誰にもして欲しくないと思っています。

だから、戦争体験、被爆体験を語り継ぐシニアと同様に、毒親育ちの体験も、

語り継いで、これ以上苦しむ人が増えないように、役立てたいところです。

少しずつでも、拙い文章でも、続ける意味はありそうです。

体験者でなければわからないことはたくさんありますから。

 

ジョンカビラさんの再放送は、8月12日の12時頃まで、Radikoのタイムフリーで聴くことができます。

素敵な親子の会話を、響きを、是非聴いてくださいね。

それではまた!

 

#毒親 #毒母 #毒親育ち #ジョンカビラ #ギャラクシー賞 #アダルトチルドレン #AC  #悩み相談 #心理学 #生きづらさ #自己肯定感 #居場所 #どくおやっコぐらし