こんにちは。
たまこです。
私は歌を習っています。
月に2回、55分のマンツーマンレッスンです。
歌いたい曲を、自分で選びます。
声を出しにくいところから、
歌い方に迷いがあるところ、
英語の歌は発音に至るまで、
その歌が自分のものになるまで、
骨格や声帯の動きから紐解いていきます。
年に数回、ライブで歌う事があります。
その時の動画を、先日歌の師匠に送り、聞いて頂きました。
「たまこさん、素晴らしい。
本当に、一年前とは全然違いますよ。
力が抜けて、気持ちよく歌えています。
商品として仕上がっています。」
なーんて言われて、とっても嬉しい。
なんせ師匠は、べらぼうに歌が上手い女性。
私なんぞとは雲泥の差がある方だから、尚更です。
「本当ですか!嬉しい!」
と声をあげはするのですが、
もちろん、自分でも進歩があったなと思うのですが、
なんとなくスッキリ受け取れないのです。
どこかで、「いやいや、まだまだだ。」
と囁く自分がいます。
「たまこさん、褒められるの苦手でしょう。」
師匠にも見抜かれました。
「自分よ、よくぞ進化したじゃないか、偉いぞ。
コツコツ続けた成果が出ているじゃないか、素晴らしいぞ。」
自分へのそんな声掛けが、確かに苦手です。
幼い頃から、褒められ体験が少ないからでしょう。
これは、毒親育ちに共通する特徴です。
高校生の時、友人宅でお泊まりクリスマス会をすることになりました。
両親に話すと、行くことは断じてならないと言います。
「お前たちが集まると、何をやり出すか分かったものではない。
だから、なんと言おうとダメだ。」
信用されていないのです。
食ってかかっても彼らが首を縦に振ることはありませんでした。
友人たちには、こんな理由を告げるのも気が滅入りましたが、仕方なく、
「親が許してくれないから行かれない。」
と伝えました。
悲しかった。
日常がこんな感じでした。
自己肯定感など、育ちようがありません。
どこかで、皆のように楽しく過ごせない、
何歩も遅れた自分を感じていました。
私の青春時代は、ツライのひとこと。
毎日顔を合わせる両親と、心が通い合うことはありませんでしたから。
失った20年間を取り返してやるとの思いで、
これまで走ってきました。
頑張った自分を受け入れて褒める。
自分だけはいつも、自分の味方でいなくてどうするんだ、そう思います。
他人がせっかく褒めてくれたら、素直に受け取らなくちゃ。
そうやって、心の器を、プラスのストロークで埋めていくこと。
それが、自分にも、周りにも、幸せをもたらします。
毒親育ちの皆さん、頑張った自分を褒めよう。
褒められたら、素直にその通りに受け取っていいんです。
これも、解毒に繋がっていますね。
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