毒母 毒親 

毒母の娘たまこのブログ

大人になっても毒母に苦しむ人を助けたい、たまこです。

毒親育ちだけが伝えられることがある

こんにちは。

たまこです。

f:id:Poisonmotherchildtamaco:20210117224949j:plain

photo by AC

 

どん底に、大地あり。

 

昨年の朝の連ドラで、耳にした言葉です。

長崎の原爆投下直後、

洞窟の中で被爆した方々の治療にあたる人々の中で生まれ、

大きな岩に刻まれていた言葉です。

今はどん底にいるけれど、

どん底だからこそ、私たちには大地がある。

どん底まで落ちたからこそ見えるものがある。

伝えられることがある。

深い意味合いを持つ言葉です。

 

毒親育ちは、決してハッピーな体験ではありません。

毒親と同居している期間だけでなく、

大人になり、親から離れて暮らすようになっても、

毒親の洗脳はしつこくまとわりつきます。

洗脳を解くために、何年も苦しみ、もがき、

必死の思いで這い上がらなくてはなりません。

毒親育ちでなかったなら、もっと違うハッピーな生き方ができたかもしれません。

こんな苦しい思いをせずに済んだかもしれません。

貴重な青春時代を、棒に振らずに済んだかもしれません。

そんな風に考えてしまいがちです。

でも、このような毒親育ちだからこそ伝えられる事がある。

毒親育ちでなければ伝えられないことがある。

その体験を伝えられるのは、私たちにしかできないことです。

とても貴重なのです。

価値のあることなのです。

 

どん底に大地あり

 

この言葉に救われます。

耳にした瞬間、一目惚れならぬ、一聞惚れしました。

 

「ぼくだけのこと」

という絵本があります。

自分と全く同じ体験をしてきた人は、他にひとりもいません。

世界に、自分ひとりだけです。

体験を通して様々なことを感じます。

同じことを体験したとしても、全く同じように感じる人はいないでしょう。

そもそも、感じ方が全く同じかどうかなんて、

確認する術はありません。

近い感覚であっても、人それぞれ微妙な違いはあるものです。

私たち一人一人は、本当に貴重なんです。

そう教えてくれる絵本です。

 

世の中には知らないいこと、体験していないことが山ほどあります。

自分が体験できることなんて、知れています。

ほんの少しなんです。

だからこそ、他人の体験を読んだり聴いたりして疑似体験することが、

体験の幅を広げることにつながります。

私たちの体験を発信することは、他者の疑似体験を増やすことです。

特に、どん底の体験、毒親育ちの体験は、多くの人が未体験の領域です。

だから、とても貴重なんです。

語っていけば、誰かの役に立つのです。

あなただけが伝えられること、聴かせてください。

他の人が伝える体験に、耳を傾けてください。

持ちつ持たれつ、いきましょう。

 

 #どくおやっコぐらし #毒親 #毒母 #毒親育ち #アダルトチルドレン #AC  #悩み相談 #心理学 #生きづらさ #自己肯定感 #居場所