こんにちは。
たまこです。
どん底に、大地あり。
昨年の朝の連ドラで、耳にした言葉です。
長崎の原爆投下直後、
洞窟の中で被爆した方々の治療にあたる人々の中で生まれ、
大きな岩に刻まれていた言葉です。
今はどん底にいるけれど、
どん底だからこそ、私たちには大地がある。
どん底まで落ちたからこそ見えるものがある。
伝えられることがある。
深い意味合いを持つ言葉です。
毒親育ちは、決してハッピーな体験ではありません。
毒親と同居している期間だけでなく、
大人になり、親から離れて暮らすようになっても、
毒親の洗脳はしつこくまとわりつきます。
洗脳を解くために、何年も苦しみ、もがき、
必死の思いで這い上がらなくてはなりません。
毒親育ちでなかったなら、もっと違うハッピーな生き方ができたかもしれません。
こんな苦しい思いをせずに済んだかもしれません。
貴重な青春時代を、棒に振らずに済んだかもしれません。
そんな風に考えてしまいがちです。
でも、このような毒親育ちだからこそ伝えられる事がある。
毒親育ちでなければ伝えられないことがある。
その体験を伝えられるのは、私たちにしかできないことです。
とても貴重なのです。
価値のあることなのです。
どん底に大地あり
この言葉に救われます。
耳にした瞬間、一目惚れならぬ、一聞惚れしました。
「ぼくだけのこと」
という絵本があります。
自分と全く同じ体験をしてきた人は、他にひとりもいません。
世界に、自分ひとりだけです。
体験を通して様々なことを感じます。
同じことを体験したとしても、全く同じように感じる人はいないでしょう。
そもそも、感じ方が全く同じかどうかなんて、
確認する術はありません。
近い感覚であっても、人それぞれ微妙な違いはあるものです。
私たち一人一人は、本当に貴重なんです。
そう教えてくれる絵本です。
世の中には知らないいこと、体験していないことが山ほどあります。
自分が体験できることなんて、知れています。
ほんの少しなんです。
だからこそ、他人の体験を読んだり聴いたりして疑似体験することが、
体験の幅を広げることにつながります。
私たちの体験を発信することは、他者の疑似体験を増やすことです。
特に、どん底の体験、毒親育ちの体験は、多くの人が未体験の領域です。
だから、とても貴重なんです。
語っていけば、誰かの役に立つのです。
あなただけが伝えられること、聴かせてください。
他の人が伝える体験に、耳を傾けてください。
持ちつ持たれつ、いきましょう。
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