毒母 毒親 

毒母の娘たまこのブログ

大人になっても毒母に苦しむ人を助けたい、たまこです。

愛犬が最後にくれたのは、素晴らしいギフトだった

こんにちは。

たまこです。

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今朝、愛犬が星になりました。

あと1か月で16歳でした。

一昨日から自力で立てなくなってしまい、覚悟はしていたつもりでした。

でも、その瞬間は、とめどなく涙があふれて、

愛犬の名前を何度も呼んでいる自分がいました。

娘も同じ様子で、二人でひとしきり泣きました。

 

愛犬は、私が目覚めるのを待っていてくれたかのようでした。

昨日、なんとかペーストに絡めた薬をなめることはできたものの、

食事はほとんど食べられず、ぐったりしていました。

心配で、午前3時頃まで起きていた私は、翌日の仕事に差し支えると思い、

少し朝寝坊することにしました。

朝方一度目が覚めた時には、彼女は「はっはっはっはっ」と、荒い息をしていました。

寝ぼけ眼で、もう少しだけ寝かせてと言って1時間ほど二度寝

今度こそ起きて準備をしなければと、まずは愛犬の様子を確認。

すぐにウェットシートで愛犬の右目、左目、口まわりと顔を拭いてあげました。

その直後、まるで寝返りをうつかのように、一瞬頭をぐっと上げて、

反対側で寝ている娘の方に顔の向きを変えて、頭をおとしました。

娘にも、お別れをしたのだと思います。

それが、最後の瞬間でした。

 

もっとこうしてあげればよかった、

こんなことをしなければよかった、などと思うことは、やはり色々あります。

自分ではベストを尽くしてきたつもりだったけれど、

それでもやっぱり出てくるものなのですね。

グラグラになっていた歯を、早く抜いてあげればよかった、

月末に娘が友達と旅行に行く6日間、ひとりで面倒を見るのは無理だと言ってしまった、

トイレに失敗した時に、ちょっと怒ってしまった、

会社員時代は、毎日長時間ひとりで留守番をさせてしまった、

どんどん出てきます。

愛犬に、「ごめんね」と何度も言いました。

 

そんな風にしている私を、愛犬はどう見ているだろう。

そう考えた時、最後のお別れを言うために、私が目覚めるのを待っていてくれたことが、大きな救いでした。

「私はいつも、あなたの味方だよ」

そう言ってくれているような気がしたのです。

私が思っているような小さな後悔なんか、彼女は気にしていない。

それよりも、

「私のために使っていた時間や労力を、本来すべきことに当てて欲しい」

そう言っているように思えたのです。

 

正直なところ、父が亡くなった時よりも悲しいのです。

毒親育ちで、親からもらう愛情の欠如が著しい私に、

愛犬は惜しみなく愛情を注いでくれました。

いつでもぎゅっとハグすることができました。

あったかくて、いい匂いで、どれだけ心安らいだことでしょう。

そっと横に来て寄り添ってくれた愛犬。

家族がぎくしゃくしている時も、程よい距離間でそこに座ってくれた愛犬。

私たち家族を、つないでくれていました。

言葉を話さないけれど、たくさんのかけがえのない愛をくれたのです。

大きくて暖かいギフトをもらったんだなと、感じています。

 

娘は、愛犬に教わったことを作品にする、と言っています。

私も、彼女にもらった愛情をいつも心に、本領発揮していきます。

愛犬を抱っこしながら娘と3人でいつもハグしていた我が家。

ひとり(一匹)減ってしまったけれど、これからも前だけ見て進みます。

こんな愛の形もあるのだと、教えてくれた愛犬よ、安らかに。

ありがとう。

 

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