こんばんは。
たまこです。
絵本講師の私は、児童向けの本を読む事が多いです。
特に子供の頃読んだ本を改めて読み返すと、
当時とはまた違う味わいや、懐かしい香りがします。
その奥深さに感銘を受けます。
先日「エルマーの冒険」を久しぶりに読みました。
「えっ?!なに?!」
引っ掛かりを感じました。
「これって、毒母ってこと?」
説明します。
エルマーが冒険に出るきっかけをくれた、
年老いた野良ネコがいます。
エルマーはこの猫を連れて帰り、
母親にミルクをあげて欲しいと頼むのですが、
猫が嫌いな母親はネコを連れて来たエルマーを叱ります。
猫を捨てて来なさいと言うのです。
それでも、エルマーは母親に内緒でネコを匿って、こっそりミルクをあげていました。
それがまた見つかってしまった時、母親は激怒。
エルマーをムチで打って、ネコを捨ててしまいます。
何と言うこと。
子供をムチで打つなんて。
これは毒親以外の何ものでもありません。
著名な児童書であるエルマーの冒険に、毒親がいたなんて、驚かずにはいられません。
でも、なぜだ。
ネコにかわいそうな竜のことを聞いて、冒険に旅立つエルマーの背中を押したのは、
もしかするとこの毒親の存在かもしれません。
温かく幸せな家庭なら、思い切って冒険することを躊躇したかもしれません。
逆境をバネに、新しいことに挑戦するエルマー。
親近感がむくむくと湧いて来ます。
応援したい気持ちになります。
毒親育ちの経験を燃焼させて、
普通ならためらうような一回り大きなチャレンジをしたくなる。
本当に一歩踏み出す時、新しい世界が開ける。
私たちもエルマーに続け。
さあ、冒険の始まりです。
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