こんばんは。
たまこです。
子供へのDVがある親は、毒親の一種です。
自分の課題を解決していないために、子供に愛情を注げないからです。
幼い子供に暴力を振るったり、食事を与えなかったりして、最悪のケースでは子供が命を落としてしまうニュースが珍しくありません。
悲惨なニュースを耳にする度に、いたたまれない気持ちになります。
それぞれに個性も才能も備えた幼い子供達は、そんな目に遭わずにすくすくと大人になっていたら、どんな活躍をしていることでしょう。
少子化の日本で、命を落とす必要のない子供たちが亡くなる現実。
なんとか阻止できないものかと、やきもきします。
幼い子供を持つ家庭で、DVなどの問題がおきると、児童相談所が子供の保護や親の改善を促す役割を担います。
先日テレビで報道されていた地域では、
子供の安全に問題があると判断される状況では、判明してから48時間以内に安全を確認、確保しなければならないという、新しいルールができたそうです。
命に関わる一刻を争う状況で、対応が後回しになることを防止する目的です。
一定の時間内に保護しなければならないルールがあれば、一人でも救える命があると考えたのでしょう。
48時間で、とにかく間に合ってほしいと祈るばかりです。
一方、児童相談所のスタッフの方々は、対応しなければならない家庭が多く、猛烈に忙しい状況です。
緊急を要する事態にもなかなか手が回らないのだそうです。
助けたいのは山々だけれど、同じような家庭が多過ぎて、訪問しきれないのです。
問題のある家庭がとても増えていることがわかります。
対応が間に合わず、最悪の事態を招いてしまったニュースを耳にすると、ほぞを噛む思いがします。
しかしながら、児童相談所の対応が遅れたことだけにフォーカスした報道には、違和感を覚えます。
確かに、もっと早く駆けつけていたなら、助けられた命があったかもしれません。
ですが、並行して取り組まなければならないのは、
子供に手をあげたり、食事を与えなかったりする、愛情を注ぐことができない親がこれ以上増えない世の中にすることです。
そのために、どのような対策があるか、考え実行することです。
原因が何で、その解決のためにはどんな対策が適切なのか、あまり議論されていないか、されているとしても、ほとんど報道されていません。
児童相談所がこんなにも忙しくならないように、家庭でのDVがおきないようにする努力が欠かせません。
なぜ我が子に愛情を注げないのか。
親自身も、自分の親から愛情を注がれずに育ったからでしょう。
親子連鎖が起きているのです。
親から言われた心無いひとことに縛られ、
自分が本当に感じていることに気づけない人。
親と心を通わせたことがなく、
自分の子供にどのように接すればよいかがわからない人。
このような人は、苦しくて心が安らぐことのない日々から抜け出したいのに、どうすれば良いかがわかりません。
以前の私です。
自分の中で「本当はこんなんじゃない」と叫ぶ声がします。
その声が怒りの塊となってあふれ出す時、身近にいる弱い存在に手をあげるのです。
かつて自分がされたように。
子供を愛せない親に限って外面が良いため、発見しにくいのがまた難儀。
https://gaga.ne.jp/manbiki-kazoku/
映画「万引き家族」に出てくるじゅりちゃんは、青あざだらけ傷だらけで、真冬のベランダで震えていました。
明らかに両親からのDVとわかりますが、この両親、いなくなったじゅりちゃんが戻ってきた記者会見で、「わが子がいなくなりとても心配した」と抜かして聴衆の同情を買います。
いかにもわが子を愛しているという風に。
誰もこの家族がDVだなんて考えもしません。
毒親も同じです。
幸い、私の母はDVではありません。
外面が良く、はた目には申し分のない幸せな家庭に見えたことでしょう。
だから、発見しにくいのです。
どんなに苦しくても、わかってもらえるように説明することは簡単ではありません。
伝わらないから、子供は口をつぐみます。
大人のように語彙が豊富ではないため、
他人に相談しにくいのです。
私は親子連鎖を食い止めることができました。
DVでもありません。
その証は、娘と日々様々な会話をしていること、
何より娘自身が人生を謳歌していることです。
茶道、ファッション、絵画など、恵まれた才能を発揮し、
自分の未来にわくわくしながら学んでいます。
とてもうれしいことです。
娘に、自分と同じような目には絶対に遭わせないと強く決意していました。
ゲシュタルトやボイストレーニング、絵本で、自分の課題に向き合い、
本来の自分を取り戻すための学びを続けてきました。
とてつもなく長い時間を費やしましたが、ギリギリセーフ。
残りの人生を、自分の感じることに従って、生きていきます。
毒親の一種がDVです。
DVをしてしまう親も、本当は心の奥の奥では悲しみを抱えているのだと思います。
1人でもそのような人が減り、親子が本当の笑顔で共に生きられる世の中になるよう、
できることをしていきます。
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