毒母 毒親 

毒母の娘たまこのブログ

大人になっても毒母に苦しむ人を助けたい、たまこです。

恋をしている顔について。

こんばんは。

たまこです。

 

母はお見合い結婚です。

息子と結婚して欲しいと、祖母にしつこい程に言われて、清水の舞台から飛び降りるつもりで結婚したと、よく言っていました。

「来てあげたのよ」といった口ぶりに、

国家公務員で口数の多い方ではない父は、いつも苦笑いでした。

それでも、若いうちから同年齢の人に比べて出世していた父のおかげで、お金に困ることがなかったとも言っていました。

 

私は3人きょうだいですが、誰一人として両親に祝福された結婚をしていません。

私は反対されて、結婚式には両親もきょうだいも家族は誰も出席していません。

妹は未だに独身。パートナーの男性はいるようですけれど。

弟はやはり反対され、父も母も招かずに結婚式をしたようです。

父も母も、弟のお相手のご両親とはいっさい交流していません。

どんな相手を連れて行っても、子供のフィアンセとして受け入れることができないのです。

 

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私の結婚に協力してくれた叔父に宛てた両親からの内容証明

結婚するまでは、私も何人かお付き合いをしましたが、その誰もが母から嫌な思いをさせられたはずです。

高校時代の彼は、親が旅行に行っている間に私をディズニーランドに連れ出したと怒鳴り込まれました。

何が悪いのかそもそも理解できません。

社会人になってからの別の男性は、お母様が他界された直後に悲しみの底で私にかけてくれた電話にたまたま母が出てしまいました。

「うちの娘とどういうご関係ですか」

これがご不幸があった人にかける言葉でしょうか。

当然のことながら、その後私と母が大ゲンカになったのは言うまでもありません。

そして、今の夫を両親に紹介した時には外面よく歓迎してくれたはずが、

その数日後には手のひらを返したように人間の屑と言われていました。

理由はさっぱりわかりません。

恐らく、どんなに酷いことを言おうが、嫌われようが、何度でも食らいついて頭を下げ、ドラマでみるような「お宅のお嬢さんをください」と頭を下げて欲しかったのでしょう。

そこまでするのが本当に愛情のある男性であり、そうしないのはたいした愛情がないのだと言いたいのでしょう。

両親の言動に、夫のご両親も呆れ顔でご立腹。

「あなたはうちの子になるならかまいません。

こんな状況だからこそあえて盛大な披露宴をしましょう。」と言われたのです。

披露宴の朝、ひとりウェディングドレスに着替えヘアメイクをする時の独特な寂しさは忘れられません。

友人が気を遣って、付き添ってくれたのが支えでした。

ひとりで娘を産んだ病院のベッドで感じた思いと同じです。

私の結婚については、また別の機会に書くことにします。

あまりにもいろいろありましたので。

 

そんな母は、ボーイフレンドを紹介すると必ずこう言いました。

「あなたは、恋をしている女性の顔ではない。(だからやめなさい。)」

「自分ではわからないでしょうけれど、恋をしている女性はもっと違う顔をしているものです。」と何度も言っていました。

だからと言って、私はお付き合いをやめようとは思いませんでした。

母は恋愛をしたことがないからこんなことを言うのだと、考えていたからです。

こんな風ですので、恋愛に関することは、母には一切話さないようになりました。

会話が成り立たないのです。

男友達と週末にランチに出かけると、

「フィアンセでもない男性と4時間以上一緒にいるのはおかしい」と、叱られました。

意味不明です。

食ってかかったところで、一歩も譲りませんから、抗議することもやめていました。

出かけるときは、母に気づかれないように、別の用事があるふりをしました。

ですから、母は本当に私が考えていること、感じていることを何も知りません。

母の目からは自分に逆らわない良い子に育ったと認識していたことでしょう。

ですから、結婚する時には、

「貴女はそんな子ではありません、考え直しなさい。」

と本気で思っていたのでしょう。

 

結婚は、自分を取り巻く人間関係が全て浮き彫りになる貴重な機会です。

披露宴に誰を招待し、誰をしないのか。

線引きが必要です。

自分なりの軸をもたなければなりません。

引き出物は何にし、誰に祝辞を依頼するのか、

誰にスピーチや余興をしてもらうのか、

全てにおいて、自分の軸を問われます。

家族が誰も出席しなかった私の披露宴は、

私を取り巻く人間関係の縮図です。

日頃から誰とどんな関係で生きてきたかが、自ずと現れます。

事実が明らかになって、残念な気持ちもありますが、これで良かったのです。

現実を受け入れる良い機会だからです。

 

一生懸命生きてきました。

これからもそうです。

家族から祝福されないのは残念ではありますが、これも私らしいかなと、今は思っています。

 

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