毒母 毒親 

毒母の娘たまこのブログ

大人になっても毒母に苦しむ人を助けたい、たまこです。

高額セミナーにハマってしまった話。東京で小さなマンションを購入できるほど散財しました。

こんにちは。

たまこです。

f:id:Poisonmotherchildtamaco:20190526151938j:plain

7年続けた○○塾をやめるべきか続けるべきか。迷い、決断。

自分の感じている通りに行動できない人は、

他の人の価値観で、他の人の人生を生きています。

少し前までの私がそうでした。

 

今、感じていることに従って行動すること。

そんなの簡単じゃないか。

例えば、

部屋が暑い、と感じたら、窓を開ける。

おなかがすいた、と感じたら、何か食べる。

確かに、難しくありません。

でも、生理的なこと意外となると、どうでしょう。

例えば、

この人と話すのは苦手だと感じたら、その人には近づかない。

普通はそうするでしょう。

私はつい最近まで、そんな単純なことができませんでした。

苦手な人には、あえて話しかけ、誘われたらついて行きます。

どこかで、苦手な自分の方がおかしいと思っているからです。

自信がないので、嫌われたくなかったのです。

今思えば極めて苦しく不可解な行動でした。

 

悩み事を打ち明けたら、「そんなことはよくあること」と先生に鼻で笑われたことがあります。

さんざん悩んでいる毒親問題をそんな風に言われて、すんなり飲み込めませんでした。

それなのに、やはり自分がおかしいのかもしれないと思いました。

先生の仰るとおり、そんなことを悩む自分がおかしいのだと考えました。

先生に言われたことを、鵜呑みにしていました。

それでは、一向に悩みは解決されませんでした。

  

感じた通りに行動できない。

それは、何があっても、どんな時も、まず、

「私がおかしいのではないか」

と考える習慣になっていたからです。

幼い時から母に、

「そんなことをしたら他人に笑われる」

「おまえの考えていることは、目の動きひとつで全部わかる」

と言い聞かされ、それが沁みついていたからです。

 

大人になり、母との問題に気づいてからは、一刻も早く解決したいと必死でした。

そのために、たくさんの本を読み、

ゲシュタルト療法のセラピストになり、

絵本講師になり、

ビジネススクールで学び、

有名な先生の私塾に通いました。

中でも効果的だったのは、ボイストレーニングと絵本、そしてゲシュタルト療法です。

それぞれについては、また別の機会に書くことにして、

問題は効果のなかった有名な先生の私塾です。

 

「たまこは、somethingを持っている。」

「足にからまった糸を、全部解いてあげよう。」

有名な先生にそう言われて嬉しくて、この先生について行こうと決めました。

先生の私塾は、総じて言えば、生き方を習う塾です。

毎週開催されています。

数年間、毎月30万円ほどかけて、その塾に通いました。

余程のことがない限り、欠かさず参加しました。

会社員を辞めて、思うように稼ぐことができずに悩んでいたその頃、

資金源は貯金でした。

 

数年経過して、貯金が底をつきました。

先生に塾を休むと言ったら、

「主役がいないのは残念だ」と言われました。

どうしても行きたい。

私は初めてキャッシングを利用しました。

前言を撤回し、借金をして休まず塾に参加しました。

その後、先生にも借金を勧められました。

金利15%としても、いくらでもない。便利な仕組みだ。」

その時に、おかしいと感じるべきでした。

先生の言うことを鵜呑みにして、暫く借金をして通いました。

一緒に学んでいた、今思えば信者のような生徒の一人からは、

「来れば儲かるようになるのだから、ここでお金をケチるより、来るほうがいい」

と説得されました。

そんなものかなと、思い、資金繰りに窮しながら、やっとの思いで通いました。

 

長く通っているのに、年収がアップしない=成果が出ないことについて、

先生から

「200%先生を信用していないからだ。

たまこは疑念の塊だ。」

と言われました。

私は「そうなのかな」と受け止め、信じ方が足りないのだと思いました。

ここであきらめずに続けることが勉強だ、

くじけないことが、継続は力なりだ、と考えました。

 

あるとき、この塾には特待生が数名いることがわかりました。

毎回、無料で参加している女性です。

先生と、特別な関係にある女性たちです。

不快感がありましたが、それでも、200%信じろと仰る先生を信じよう、何か事情があるに違いないと、自分に言い聞かせ、通い続けました。

他人に目がいくのも、先生を信じていない証拠だ。

いつもそう言われていました。

 

ある日、些細な納得できないことで私はつるし上げをくらいました。

あることで、みんなの前で先生から、

この人は間違いを犯した。

と言われたのです。

屈辱でした。

発言を促された特待生の女性も、

「その通りだと思う。」と言いました。

その瞬間、先生の言葉が一切入らなくなりました。

何を言われようと、体が拒絶しました。

塾をやめよう。

初めて本気でそう思いました。

それでも、迷うのです。

「やはり、自分がおかしいのではないか」

先生は何かを気づかせるために、あえてあんな風に言ったのではないか。

その時は、先生がいなくなることへの不安がありました。

 

友人が言いました。

「たまちゃん、それはおかしいよ。

そんな気分の悪い思いをしてまで、なぜそこに行くの?

借金しろとか、信じろとか言う人に、ろくな人はいないよ。」

反論の余地はありません。

「やめてみて、必要だと思ったらまた再開すればいいじゃない。」

迷い迷った挙句、友人の言葉に従うことにしました。

塾をやめよう。

7年もの毎週先生と顔を合わせる生活にピリオドを打つ決断でした。

 

今日まで、再開しようと思ったことはありません。

その分の時間とお金は、他のことに使い、新たな出会いがありました。

決断してよかった。

 

自分の気持ちそっちのけで母の言うことを聞いていたいい子は、

大人になってもいい子のまま。

先生の言うことを聞いていたのです。

同じことを2度、やってしまったのです。

アホや〜。

その先生は母同様、あんな風に言わなければ立っていられないのです。

生徒は信者、先生は教祖様。

そんな環境を作り上げなければやっていかれない弱さ。

ひょっとすると私の毒母問題と似た課題を、抱えているのかもしれません。

 

違和感を感じている自分に気づけないこと。

気づいても、その違和感を信じられないこと。

それは、誰かに教わった通りにふるまう人生しか送れないということです。

自分の人生を生きていないのです。

世の中の大半の人が、もしかするとそんな生き方をしているのかもしれません。

日本の教育では、みんなと同じようにすることを良しとしていますから。

なぜ前髪が眉毛にかかってはいけないのか、

なぜ制服のスカートの丈がひざ下でなければいけないのか、

そんなのどうでもいいやん、と今は思います。

反抗して髪を伸ばしたり、スカートを短くしたり超ロングにしていた友達のほうが、

よほど偉いとすら感じます。

感じた通りに行動していたのですから。

 

信者と教祖様状態セミナーや私塾が、世の中にはたくさんありそうです。

見極めのポイントは参加者の生活が改善し、幸せになっているかどうかです。

まともな私塾は、参加者が幸せになっています。

まじめで勉強熱心な人ほど、教祖様にはまりやすい。

そういえばオウム真理教もそうでした。

お気をつけあれ~

 

今何を感じていますか。

自分と対話してください。

ああそれにしても、わたしの払ったうん千万円、いまどこに。 

 

毒親 #毒母 #生きづらさ 

#「迷い」と「決断」 #毒親育ち #アダルトチルドレン #AC  #悩み相談 #心理学 #生きづらさ #自己肯定感 #居場所 #どくおやっコぐらし

りっすん×はてなブログ特別お題キャンペーン〜りっすんブログコンテスト2019「迷い」と「決断」〜
Sponsored by イーアイデム