毒母 毒親 

毒母の娘たまこのブログ

大人になっても毒母に苦しむ人を助けたい、たまこです。

受け入れ難いけれど「解毒のプロセスこそが私たちの人生」

こんばんは。

たまこです。

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毒親育ちで悶々と過ごした20数年間を取り返してやる。

つい最近まで、そう思って生きてきました。

取り返すとは、つまり、幸せになることです。

感じた通りに、笑ったり、言葉にしたり、

行動したりが、自然にできること。

私にとっての幸せは、そんなことでした。

幸せになってはじめて、自分の人生が始まるのだと思っていました。

 

取り返すにはまず、

母が毒親だと気づき、受け止め、

そのことを、自分の中で噛み砕く必要がありました。

「そんなことをしたら笑われる」

母に言われた言葉がまとわりついて、笑われるのが怖かった日々。

笑われることを気にしていると、一歩踏み出そうとすると足がすくみます。

自由に動けなくなっていました。

母から耳にタコができるほど聞かされてきた嘘の教えが体中に染み付いて、

自分がどうしたいのか、どう感じているのか、そんなことすらわからなくなっていました。

どうしたいかがわらないというのは致命的で、決して幸せにはなれません。

私にとって幸せとは、言い換えれば、

「次のアクションを自分の意思で決められる状態になること」

でしたから、これではどっちに行ってよいものか、わかるはずがありません。

 

私の本当の人生は、毒親問題を解決した後に始まる。

だから、一刻も早く解決して、生き易い毎日にしよう。

そう考えていました。

でも、ちょっとだけ間違っていた事に気付きました。

それは、解決前の日々も、私の大切な人生だということです。

解決するプロセスそのものを楽しまなければもったいない。

そう気づいたのです。

 

友人が、興味深い言葉を紹介してくれました。

ちょっと長いですが引用します。

 

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ルフレッド・D・スーザ牧師の言葉
For a long time it seemed to me that life was about to begin - real life.
But there was always some obstacle in the way?
something to be gotten through first, some unfinished business?
time still to be served, a debt to be paid.
Then life would begin.
At last it dawned on me that these obstacles were my life.
This perspective has helped me to see there is no way to happiness. Happiness is the way.
So treasure every moment you have and remember that time waits? for no one?
Happiness is a journey, not a destination.
Dance as though no one is watching you.
Love as though you have never been hurt before.
Sing as though no one can hear you.
Live as though heaven is on earth.

(日本語訳)
私はずっと長いこと、「本当の人生」はまだこれからだと思ってきました
いつも目の前にあるやりかけの仕事、返すべき借金、果たすべき義務、
それらを片付けてから、やっと本当の人生が始まるのだと

ある日、私は気づきました。それらの邪魔者こそが私の人生なのだと
そして私は知りました。幸せへの道などない、この道こそが幸せなのだと
全ての瞬間が宝物であり、待つことなどいらないのです
幸せは旅であり 目的地ではない

踊りなさい 誰も見ていないかのように
愛しなさい 一度も傷ついたことのないように
歌いなさい 誰も聴いていないかのように
生きなさい この地上が天国であるかのように

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それらの邪魔者(毒親問題を解決する事)こそが私の人生なのだ。

 

直ぐには受け入れ難いことです。

自分の意志にそぐわない、極めて不本意な子供時代だったことは、取り返しのつかないことです。

その分幸せになろう。

そう強く思います。

幸せになるプロセスで、毒親と暮らした27年間を紐解く時間も私の人生。

それを楽しまない手はありません。

楽しむとは、あの手この手で紐解いていく工夫をすること。

些細なことでも、何か工夫し始めたら、

自然とそのプロセスが楽しめるようになります。

 

人生はいつ終わりが来るのかわかりません。

儚いものです。

今、この一瞬一瞬が既に私たちの人生です。

毒親育ちであることは、不幸なことかもしれません。

でも、それも自分に与えられた人生だと受け止め、面白がる事。

キツイことですが、これが最速の解毒。

今、この瞬間こそが人生。

そういう諦めにも似た、受け入れ感が、ふっと私たちの力んだ体と心を柔らかくしてくれます。

毒親育ちだからこそ、丁寧に生きたい。

一緒に紐解いていきましょう。

 

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