こんにちは。
たまこです。
面従腹背ということばがあります。
ググってみると、その意味は次の通りです。
「表面では服従するようにみせかけて、
内心では背いていること。」
私の子供時代は、まさにこの状態でした。
小学校から結婚するまで、20年以上ずっとです。
どんなに話しても、決して折れることのなかった母。
交渉することに疲れ果てて、
戦うエネルギーが尽きて、あらゆることを我慢しました。
そして、1日も早くここから脱出して自由になるぞと強く決意したものです。
例えば高校時代、友人宅での1泊のクリスマス会に誘われました。
即決で、行く!と思いましたが、母の許可を得なければなりません。
懸念した通り、母が首を縦に振ることはありませんでした。
理由は、お前たちが集まって何かし出すと、
ろくなことがないから、とのこと。
信用されていない。
わかってはいたものの、私にとって、それはショッキングな発言でした。
お前はミーハーだ。
すぐ他人に流される。
そのように、1週間でも2週間でも、母はずっと言い続けます。
耳にタコができると言いますが、そんな表現では足りません。
耳栓がないと同じ屋根の下にいるのはキツイ。
スゴイパワーです。
よほど暇なんでしょう。
他にすることは無いのか、
他に関心のあることはないのか、といつも感じていました。
だから、交渉を継続するのは、もう、それこそ疲労困憊です。
やむを得ず、納得なんかこれっぽっちもしていないけれど、
それ以上母と話すのをやめたのです。
時間と労力の無駄ですから。
面従腹背状態は、このように生まれたのです。
会社組織でも、似たようなことは起こり得ます。
上司がこのタイプですと、
表面上従って見える部下が、メンタルヘルスに支障をきたすことは、良くある話です。
部下が納得しないまま、無理やり従わせたからです。
仕事のパフォーマンスも、良い結果を得られないでしょう。
家庭においても同じです。
会社でも家庭でも、メンバーがメンタルヘルスを維持しなければ、居心地の良い、存分に能力を発揮できる環境にはなりません。
母は、私がメンタルヘルスに支障を来していたとは気づいていないのでしょう。
だからこそ、私の結婚騒動がおきたのです。
彼女が考えていた私と、本当の私があまりにも違うからです。
「あなたは私の言うことをいつも聞く子なのに、どうして今回だけ逆らうのか。
本当のあなたはそんな子ではありません。」
といった感覚なのでしょう。
結婚についても首を縦に振る事は絶対にありませんでした。
きょうだいも両親の味方をしました。
ですからそれ以降親きょうだいとの交流は、断絶しました。
自由になりたかった私は、そうなっても仕方がないと感じました。
このことは、25年経った今でも、色濃く影を落としています。
親が高齢になり何かとサポートが必要になるからですね。
そういう時だけ連絡してこられても、私は非常に複雑な気持ちになります。
だってこれまで、ただの一度も、あちらから連絡してきた事はありません。
そういう時だけ、お金を出せと言われても本当に複雑です。
誰かに無理矢理何かをさせるのではなく、
意見が折り合わなければ、
自分とは違う考え方もあるのだ、
違う生き方もあるのだと、
受け入れることが極めて大切です。
それは、たとえ血のつながった親子であっても同様です。
親と子は、別の人間なのです。
子供は1人の人間です。
でも、非力で、自力ではどうすることもできません。
小さい頃から、別の人間であること、
親とは異なる考えや発想を持っていることを理解し、尊重して育てるべきです。
「しつけ」が必要だからと言って、従わせようとするのかもしれません。
本当の「しつけ」は、自分の生き様を見せること。
私はそう思います。
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