こんにちは。
たまこです。
よく、毒親育ちの私たちに対して、
「毒親を許しましょう」と仰る方がいます。
私は毒母を許しているのか。
いいえ。
もはや、許すとか許さないとかいう次元ではありません。
彼女は、私とは人種が異なるのです。
許す許さないの前に、交流しない、のです。
かかわらないのです。
許すより、ある意味もっと冷たい関係です。
大人の関係なのです。
「許さない」と言っているうちは、まだ毒親との関係改善を望んでいるのです。
私は、とうの昔に、関係改善をあきらめました。
努力したところで無理だとわかったからです。
私と彼女は別の人間。
彼女を尊重して、関わらない決断をしたのです。
他人に対して腹を立てていると疲れます。
毒親に対しても同じです。
私の意志を尊重してほしかった、
自由に行動させてほしかった、
テストで100点をとったらほめてほしかった、
もっと話を聴いてほしかった、
着るものを自由に選ばせてほしかった、
友人の悪口を言わないでほしかった、
もっと応援してほしかった、等々、
そんな風にしてもらえていたなら、
もっと幸せな幼少時代を送ることができたのに、
自己肯定感を高められたのに、
自分に自信がもてたのに、
新しいことにどんどんチャレンジできたのに、
大人になっても悶々と悩まずに済んだのに、
そうできなかったのは、毒親のせいだ。
私を不幸にしたのは毒親だ。
絶対に許さない。
そんな風に考えていると、疲れます。
毒親にまだ何かを期待しているからです。
関係を改善したいと思っているからです。
「自分とは違う人間だから、やむを得ない。
残念だけれど、離れよう。」
辛い決断ですが、この方が未来が開けます。
あなたの人生を歩むことができます。
許せないと怒っている時間がもったいない。
関係改善にこれ以上時間と労力を割いて、
打ちのめされて、辛い気持ちになるのはもう終わりにしましょう。
これまで十分戦ってきたのですから。
「僕らはまだ先の長い旅の中で
誰かを愛したり 忘れたり
色々あるけど
いつの間にかこの日さえも懐かしんで
全てを笑うだろう
全てを愛すだろう」
藤井風さんの曲「旅路」の一節です。
全てを笑い、愛す、
こんな境地にたどり着けたら、平和な気持ちで生きられます。
「目にしてきた
手に触れてきた
全てに意味はあるから」
そういわれると、元気が出ます。
無駄に過ごしてしまった時間ではないのなら、悔やまずにすみます。
目にしてきた、手に触れてきた毒親との日々。
決して良い思い出ではありません。
でも、きっと何か意味がある。
それを見出せるのは、あなただけなのです。
あなたは、どんな意味を見出しますか。
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