毒母 毒親 

毒母の娘たまこのブログ

大人になっても毒母に苦しむ人を助けたい、たまこです。

必ず待っていてくれる存在には癒される。

こんばんは。

たまこです。

 

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6月に初めて体験した森林セラピー

先日同じ森を訪れ、2度目の森林セラピーをしてきました。

セラピーと言っても、何か特殊なことをするわけではありません。

森の中をゆっくり歩いて、

木の枝葉の香りを嗅いだり、

地面や木に身を委ねて、自然の音や香り、感触をゆっくり楽しみます。

そんな風に自然と戯れているうちに、

自分自身も自然の一員なのだと感じるのです。

今回も想像以上に大いに癒され、

活力を蓄えることができました。

毒親育ちには特にオススメです。

 

前回は小雨で、ビニールのカッパを頭からかぶってのセラピーでした。

今回は打って変わって雲ひとつない晴天。

遠くには富士山が、その山裾までくっきりと見えています。

小雨のセラピーがそれは素晴らしかったので、

晴れている今日はどうなることか、

前回ほど心揺さぶられないのでは、

と、少し気になりつつ出発しました。

 

前回、梢に背中を預けて、立ったまましばらく瞑想した針葉樹の森。

カッパにあたる雨音が、森や宇宙と会話をしているような気がしました。

その時の様子は以前のブログで。https://dokuhahamusume.hateblo.jp/entry/2020/07/11/202931

今回も、同じ森の同じ場所で、今度は座って梢に寄りかかりながら瞑想しました。

雨音の代わりに、鳥の声、風に揺れる枝葉の音、がします。

今日はどんな風に森や宇宙と会話ができるかなと、ちょっと考えながら、

森の香りと少し冷たい空気に酔いしれます。

静かに目をあけると、6月に見たのと同じ位置に、同じように木が立ち並んでいます。

その瞬間、「おかえり」と言われているような気がしました。

「私たちは、いつでもここで待っていますよ。」

そんな声が聞こえるようで、ちょっと泣きそうでした。

 

先月、J-WAVE INNOVATION WORLD FESTA 2020で、坂本龍一さんと生物学者福岡伸一さんの対談がありました。

ロゴスとフィシスの話が印象的でした。

理性とか論理を表す「ロゴス」と、自然や本質を意味する「フィシス」。

少しニュアンスが異なるかもしれませんが、私の理解では、もう少し簡単に言うと、

人間が頭で考えて生み出す世界がロゴス、

Wikipediaには、

 概念、意味、論理、説明、理由、理論、思想などの意味。

とあります。

それより前に元々ある自然や本質がフィシス、

です。

コトバンクには、

自然、本性、成り立ち。事物のそのもの自体としての存在の成り立ちをいう。

とあります。

英語のフィジカルのギリシャ語だそうです。

 

コロナ禍において、早くワクチンを開発してウィルスを封じ込めようと人間は躍起になっています。

コロナは、人間だけが繁殖し過ぎ、他の生物たちとの共存バランスが崩れているために、

反逆を受けているだけだ、

ワクチンより、自然との共存を考える方が先ではないか。

そんな対談をされていました。

昔は人間も土葬で、微生物に食べてもらい、肥やしとなっていました。

現代は火葬で、昔のように土に帰ることができなくなっています。

「自然の一員として、僕は微生物に食べてもらいたい」

と、坂本龍一さんがおっしゃったのが印象的でした。

 

森林セラピーで感じた心地よさは、フィシスに繋がるものです。

本来の成り立ちに帰ることができるから、癒されるのです。

毒親の世界はフィシスとはかけ離れています。

自然や本質を感じることができないからです。

自然や本質を感じられる人は、毒親にはならないでしょう。

だったら、フィシスにどっぷりつかることで、その人本来のあり方を取り戻すことができるのではないか、そう感じました。

 

私が体験した森林セラピーは、ここ

fufuyamanashi.jp

です。

「また来るね」と心の中で伝えて、森を後にしました。

新たな居場所ができたような気分です。

 

いつでも待っていてくれる存在。

私は、娘にとってのそんな存在、居場所でありたい。

改めてそんな風に感じました。

 

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