毒母 毒親 

毒母の娘たまこのブログ

大人になっても毒母に苦しむ人を助けたい、たまこです。

子供にあたるのは、叱ることとは違う。

こんにちは。

たまこです。

 

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      (写真提供:写真AC)

最寄駅で電車を待っていると、

隣のホームに停車中の電車の中に、母と娘と思しき親子が座っていました。

ドア脇のシートで、母親と少し間隔を開けて、

何故か娘は母親の方を向いて座っています。

車内は日曜日で空いており、その電車は発車を待っているようでした。

 

お嬢様学校らしき学校の制服を着た娘。

恐らく小学校1年生か2年生でしょう。

母親の方はお受験スタイルに近い紺色のワンピースを着ています。

何か嫌なことでもあったのでしょうか。

母親に笑顔はなく、眉間にしわを寄せて大きめのバックの中をあさっています。

中から何かを取り出して、ちょっとびっくりするくらいの勢いで、左隣に座って母の方を向いている娘にボンと叩きつけるように渡しました。

何か叱られることがあったのかしらと、心配になります。

 

と思うと、母親は急に立ち上がって電車を降り、目の前に止まっている別の電車にスタスタと乗りこみました。

やや遅れて、娘は母親を追いかけます。

恐らくその電車の方が先に発車するからと、乗り換えたのでしょう。

 

何があったのか、知る術はありません。

でも、心の中で、

そんなに叱らないで〜、

お母さん笑って〜、

と、叫んでしまいました。

その子に感情移入してしまうのです。

健気に母親の後を追う姿が切なくて、

あなたは悪くないよ!

と、心の中で叫んでいました。

お母さん、子供にあたらないで!

とっても可愛い良い子じゃない!

無視したり、荷物を叩きつけたりしないで!

事情もわからず、他人の私が何かを言える立場ではないのですが、

こういった情景に出くわすと、気になって仕方がありません。

 

自分が幼い頃、似たような事がいつもありました。

母は、人前で私にあたる事はしませんでした。

そのかわり、外出先で気に入らないことがあると、私を睨みつけました。

更に、他人には聞こえないように、小声で、

「覚えていなさいよ」

「帰ったら承知しませんからね」

と怖い顔で言われました。

当の私は、母の機嫌を損ねてしまった失望で、

家に帰るのが嫌でした。

足取りが重くなりました。

 

何が悪かったのか、正直なところ、全くわかりませんでした。

大抵の場合、

お調子に乗って失言したといったことで、

帰ってから、それこそガミガミと叱られました。

これがまた止まらないのです。

よくも何日も同じことを言い続けていられるものだと感心するくらい、

何度も何度も、ずっと同じことを言い続ける母。

本当に耳栓でもしないとそこにはいられないほど、

それはそれはシンドイことでした。

 

先程無印のノートを買いに、コンビニに寄りました。

入り口付近に、明らかにイライラした様子の女性が立っていました。

黒と黄色のスポーツウェア風の出で立ちで、大きめの黒いバッグを肩にかけています。

私が中で買い物をしていると、幼い女の子と一緒にその女性が入ってきました。

「どれだけ待ったと思っているの?

何をしていたの?」

「ごめんなさい」

どうやら待ち合わせに遅れてきて叱られているようです。

女の子はやはり小学校1年生くらいでしょうか。

アジア系のハーフのようで、目のパッチリした可愛らしい少女です。

無理やり謝らせなくても良いのに、、、、。

遅れてしまったのは悪いのでしょうけれど、

そんなに叱らないであげて〜

と、心の中で呟きました。

 

叱られている子供は、幼い頃の自分を見るようでなりません。

時として叱ることも必要かもしれません。

その時には、愛情を持って叱って欲しいです。

怒りを子供にぶつけるのは禁止。

子供にあたるのは、叱っていることにはなりません。

叱ることとは、別の行為です。

 

親の方も、そうする以外にどうすれば良いのか、わからなかったのでしょう。

確かに、子育ては大変な面もありますからね。

子供にあたるというのは、毒親の特徴のひとつ。

そんな悲しい思い出を幼い子供に植え付けるのは、決して良いことではありません。

あたられても、子供は大好きな母に好かれたくて、

母が喜ぶことをしようと必死です。

なんと健気な。

そんな悲しい気持ちにさせたくありません。

悲しい思い出を抱える子供が、これ以上増えませんように。

 

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