こんばんは。
たまこです。
愛犬ぷーちゃんの散歩は、夜。
仕事から戻り、夕食の片づけが一段落してからで、大抵22時をまわってしまいます。
近所を一周して帰ってくる20分ほどの散歩です。
短時間でも毎日歩いて、長生きして欲しいなと、続けています。
よく見かけるのは、外で電話をしている人です。
一軒家の玄関前、マンションの入り口、公園。
冬でも、わざわざ寒い外に出て、かなり長話をしています。
家族のいるところでは話しにくいことを、
話す相手がいること、話す環境があること。
昔と違って、とても恵まれています。
私が学生の頃、携帯電話はありません。
電話はリビングに置かれていて、友達からの電話は全て家族に丸聞こえでした。
ですから、話したいことが思うように言葉に出来ず、とても嫌でした。
隠し事が沢山あったわけではありません。
でも、目の前に母がいて、一言一句耳をそば立てているところでの会話は弾みようがありません。
電話の相手が男性の友人だった時にはそれはもう大変。
電話を切った後、その人との関係性を色々質問され、そういう事は言わない方が良い等とご注意が雪崩のように襲って来ます。
そうなることを最初から予測している電話は、気乗りしませんでした。
電話の相手にも悪いなと感じていました。
せめて自分の部屋に電話があればと思ったものです。
携帯電話が当たり前の今は、部屋に篭って話すことも、ちょっと外に出て話すことも簡単です。
そうやって話すことで、普段は言葉にしにくい感情に気付いたり、気持ちの整理ができたりします。
とても貴重な時間です。
携帯電話の果たす役割は、そういう意味で大きいですね。
幼い頃の私も、勇気をもって、
誰か1人でいいから聞いてくれる人をみつけ、言葉にできていたなら、
もっと早く悶々とした日々から抜け出せたのにと思います。
感じていることを表現できない、伝えられないのは、自分はダメだと思っているからです。
ダメな人間が考えていることなんか言おうものなら、笑われるのがおちだ。
無意識にそんな風に感じていました。
こう思うんだを言えないって、
それ、一体私は誰なんだ。
本人も自分が誰なのかわからず、頭がおかしくなりそうでしたよ。
苦しいよねー。
どうかどなたもこんな闇に、
感じていることを口にできない闇に、
足を踏み入れないでください。
ダメな人なんていません。
だって、この世にあなたは1人だけ。
あなたと全く同じ人は、どこをさがしてもいませんから。
私たちはみんな、何かその人にしかできない役割を持って、この世に生まれてきたんですから。
役割って、何か特別なことでなく、存在そのものが貴重なんです。
今日も隣の公園には、腰掛けて電話をしている人がいます。
気になることを言葉にできること。
それを聞いて、言葉を返してもらえること。
言葉のキャッチボールは、人間だけが与えられた技。
さあ、雨の匂いのする公園で、話しませんか。
今、どんな感じですか。
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